2011年 3月
ボランテイアで太田あゆみさんが オルトリーホーム(女の子ばかりの孤児院)を訪問し、世界地図パズルを届けて下さり、
また、折り紙で子供たちを楽しませて下さいました。
ジャマイカの孤児院訪問の感想
私は今回初めてジャマイカに行きました。一人で初めてのジャマイカに行くということで不安もありましたが、ジャマイカを支援する会の平松さんから色々と教えて頂き、モンテゴベイに住むSeafanの美世子さんにお世話になり、モンテゴベイやキングストンの孤児院にほぼ毎日通い、充実した日々を過ごすことができました。
孤児院では、物資を届けたり子供達のお世話を手伝うということで行きましたが、逆に子供達から教わったり幸せをもらったりした事の方が大きかったように感じます。小さい子達は泣いたり笑ったりと多くの表情を見せてくれましたし、大きい子達は持っていったパズルや折り紙をとても熱心に集中して使ってくれました。
そのような様子を見ると親がいなくても豊かに育っているように感じました。しかし、同時にそのような良い面ばかりではなく問題が山積している様子も見て取れました。ジャマイカでは宗教的な理由から、授かった子を産まないという選択肢はありません。それ自体が悪いことではありませんが、中には育てられないにも関わらず何人もの子供を産む人達もいます。そのため孤児が多く、一人一人への愛情が不足せざるを得ない状況であると思います。そのような背景から、子供達はシェアしたり譲り合ったりする感覚に少し欠けているのではないかと思いました。
また、あるボランティア団体で、一斉に大勢が同じクラスに来て一斉に帰るという場面を見ました。愛情に飢えた子供達は初めて見る外人でも甘えるので、ずっと抱っこをしている等ただ甘やかすだけ甘やかして帰っていきます。すると子供達は一斉に泣き出し、保母さん達も手に負えなくなってしまいます。私も数日間だけの滞在者だったので、とても考えさせられましたが、好意を無駄にしないような態度や方法が必要だと感じました。
よって、今後も現地の人々が必要としている支援を継続して行い、それらを通して私達も何かを得たり考えたりするような相互作用であることが大切だと思いました。様々な体験をさせていただき、ジャマイカを支援する会の方々、現地でお世話になりました多くの方々にお礼申し上げます。本当にありがとうございました。